書評【書評掲載】詩人の蜂飼耳さんが時評に取り上げてくださいました

詩人の蜂飼耳さんが毎日新聞2026年9月16日夕刊掲載の時評で『図書館詩集』を取り上げてくださっています。見出しは「移動の痕跡、本との出会い」。

旅と移動の痕跡を持つ詩の数々は、自然や環境、現代文明をめぐる観点を足場として展開されている。
道行きの叙述に近い要素が濃厚にある。つまり、目の前に生起し展開する風景と理念が、吹き渡る風とともに切り取られていく。(中略)
神奈川県の海老名市立中央図書館の記載を持つ詩は、海老のイメージやW・B・イェイツの詩の引用、河岸段丘の地形から生まれる想像や文明批評の視点などが響き合う。「海の老人よ/私を操縦することはできないよ/人間が考えたことをたどりつつ/人間が思いもしない地表のできごとを/想像するんだ/たくさんの並んだ線路が錆色の川のように流れ/平野はほぼ忘れられた歴史のようにつづく」

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